外車査定で見られるポイントは?
外国車の査定は、まずどのようなルートで購入したかということが関係します。
車の状態とは直接的に関係しないことですが、買い取り後の販売に影響するためです。
外車は、並行輸入か正規輸入かのどちらかを購入することになります。
国外への輸出を考慮して生産されていない並行輸入車は、生産された国の仕様になっており、付属する説明書関係の書面もすべてその国の言語になっています。
そのため、整備や点検、修理に出そうとしても受け入れてくれる整備工場が見つかりにくく、扱いづらいということが査定に影響することがあります。
一方、国外に輸出する目的で生産される正規輸入車は、仕様や説明書も輸出先の国にあわせてあります。
そのため、並行輸入車よりも高い査定額がつきます。
また、年に2回か3回の頻度で発売される限定車も、サンルーフやアルミホイール、エアロパーツなどの装備が高額査定につながりやすいことが多く、高価買い取りになる傾向があります。
車自体の査定でみられるところはどのような点かというと、国産車同様、車体の傷の有無です。
日本と他の国とを比べると、外国の方が環境対策が進んでいることが多く、車に使われる塗料も環境に悪影響がないものを採用しています。
環境には優しい反面、国産車よりも傷がついてしまいやすいというデメリットがありますが、査定の場合には年式も考慮されますので、極端な傷でなければあまり心配はありません。
その他のチェックポイントとしては、布シートであれば日にやけて色あせしていないか、革張りのシートであればヒビが入っていないかなどを確認されます。
最後にもうひとつ、国産車よりも車体重量がある外車では、乗る人の安全を守る足周りの基本構造も欠かせないチェックポイントです。
これらを確認するためには、それまでに受けた定期点検の記録が重要となりますので、査定を受ける時には、記録簿を忘れずに持参するようにしましょう。
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