売る!と決めてから査定を受ける
中古車売却において、査定士が買い取り価格を提示する際に考えることは「この車がいくらで売れるのか」ということです。
買い取った車は、自社の販売店で販売するか、もしくは中古車販売店や海外の中古車のディーラーが参加するオークションに出品するなどの手段で売ることになります。
その時につく売値が買い取り代金を上回らなければ、買い取り業者の利益は出ないからです。
もしも査定をする車の所有者が「すぐには売らない。何ヶ月か先になるかも」といった場合、数ヶ月先の市場の動向を予想して査定額を算出することは困難です。
となると、当然無難な線での査定額を提示するしかなくなってしまいます。
現時点での相場による査定額がいつまで市場価格に連動するかということは、保証できるものではないのです。
そのようなことから、少しでも高く買い取ってもらうためのポイントは、価格の折り合いがつけばすぐに手放せるという姿勢で査定を受けるということです。
しかし、すぐに手放せるといっても、高飛車な態度で査定を受けると査定士の心証を悪くし、取引したくないと思われてしまいます。
そうなるとわざと低い査定額を提示されることもないとはいえません。
査定士も人間なので、真摯な態度で「もう少しなんとなりませんか?」というオーナーに対してはなんとかしてあげたくなるものなのです。
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