輸入車
輸入車は国産車と比べ、販売時にかなりの利益が上乗せされるのが業界では通例となっています。
そのため、比較的早い段階で売却に踏み切っても、予想していた査定額を下回ることが多いという性質があります。
輸入車といっても、比較的一般大衆向けとされているフォード、クライスラー、ローバーミニといった車だと、特にその傾向が顕著なようです。
知名度の低い車種や低年式車になると、輸入車が敬遠される理由となっているコストが高い上に故障の際に扱いに困るなどのリスクがさらに高まり、査定時にはかなり厳しい評価となります。
そんな中で、高額査定が望める車として挙げられるのが、高級車ながらも人気の高いポルシェ、メルセデスベンツ、フェラーリ、アウディ、BMWなどです。
また、プジョーのようなコンパクトタイプの輸入車も査定では有利となるでしょう。
とはいえ、国産車と比べると小数派である輸入車の売却は、市場の流れを把握している上に、輸入車を好む消費者を顧客とする輸入車専門店に依頼した方が賢明です。
国産車の査定では、パールホワイトやブラックが高額査定につながりやすい特徴がありますが、輸入車の場合には事情が異なり、それぞれのブランドが持つイメージカラーの方が人気です。
たとえば、フェラーリはイエロー(現在では赤のイメージが強くなっていますが、本来はイエローなのです)、ポルシェ、メルセデスベンツはシルバー、アウディはブルー、BMWはホワイトとネイビーブルーがイメージカラーとなっています。
輸入車の査定でも、チェックポイントは国産車と同じです。
しかし、生産の仕方が国産車とは異なる部分があるため、そういった点を注意する必要があります。
たとえば、紫外線でシートについた雑菌を消毒するという考え方から、輸入車は国産車と違いUVカット効果のあるガラスを使用していません。
そのため、シートの日焼けや、革張りの場合にはヒビ割れが起こらないようにカバーをかけて使用する気配りがしてあるとプラス査定となる可能性があります。
また、輸入車の場合、数年に一度の割合で限定モデルが販売されます。
パーツ類や内装品など、限定モデルにしか備えられていないものがあるため、こうした車を売却する場合は、限定モデルであることをアピールすると高価買い取りになるでしょう。
さらに輸入車には、正規輸入と並行輸入とがあります。
輸出向けに日本の仕様に併せて生産された正規輸入車の方が、海外仕様のままで輸入される並行輸入車よりも高く評価される傾向があります。
◆輸入車で人気の車種
オペル アストラ
フォルクスワーゲン ゴルフ
プジョー・307
BMW 3シリーズ
メルセデスベンツ Cクラスワゴン
copyright(c) 2009
中古車査定・買取NAVI
All Rights Reserved.